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テーマ指定「ミステリー」を創ってみた…「黒死館殺人事件」(2)

今回のE-Windテーマ指定「ミステリー」を創りました。

よろしければお聴きいただけるとうれしいです。
「黒死館殺人事件」

曲のコンセプトは日本のミステリー文学の最高傑作(と言うか最高奇書)と呼ばれる、小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」からインスパイアされています。古い作品である上に非常に難解な文体と、本旨とはあまりに関係無い中世ヨーロッパの呪術、医学、建築学などの夥しい知識がついでのように散りばめられ、読んだことも無い漢字に付された英語、ラテン語などのルビが頻出し、初めて読もうと決心した中学生時代は途中でギブアップ、高校の三年生でようやく読破した思い出の長編小説です。

かつて黒死病(ペスト)患者を隔離したという曰くで「黒死館」と呼ばれる館には、生まれてすぐに日本に連れられた四人の西洋人が幽閉されており門外不出の弦楽四重奏団を結成しています。そしてこの四人が次々と殺害される謎を追って名探偵法水燐太郎の推理が描かれます。

正直読みにくい文章と難解なストーリー展開、それでいて犯人は意外とわかりやすいという不思議なミステリー小説ですがご興味がございましたらどうぞ。以前にネットで検索したら全文が掲載されたサイトがございました。

何度も申し上げますがかなり読むのに強い意志が必要ですが読み終えた後の達成感はかなりのものです。

どれくらい読み辛いかと言いますと、例えば事件の発生した館に法水探偵が向かう冒頭で既に以下のような文章が・・・

~捜査関係の主脳部は、ラザレフ殺害者の追求を放棄しなければならなくなった。~四百年の昔から纏綿(てんめん)としていて、臼杵耶蘇会神学林(うすきジェスイットセミナリオ)以来の神聖家族と~突如真黒い風みたいな毒殺者の彷徨(ほうこう)が始まった~

~一、二時間は、予備智識に費(かか)るものと思わなけりゃならんよ。~と云って、「一四一四年聖(サン)ガル寺発掘記」の他二冊を脇に取り除け、綸子(りんず)と尚武革(しょうぶがわ)を斜めに貼り混ぜた美々しい装幀の一冊を突き出すと~寺門義道(てらかどよしみち)の『紋章学秘録』さ。もう稀覯本(きこうぼん)になっているんだがね~FRCOの四字を、二十八葉橄欖(かんらん) 冠で包んである不思議な図案だった~

引用:小栗虫太郎 著 「黒死館殺人事件」

ところでこの記事の第一回でもお話ししたのですが、私がダニー・エルフマンの創り出す音楽に心惹かれるのは、美しく透明感のある楽曲でありながらその幻想的でダークな雰囲気が一番の理由ですが、実はもう一つ理由があります。

つづく…
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テーマ : 文学・小説
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Author:kanchikuan
はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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