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封印された円谷特撮ドラマ!(最終回)

今から40年前の1968年に放映された円谷プロ制作の「怪奇大作戦」という特撮怪奇ドラマで、今では封印されてしまった第24話「狂鬼人間」という作品について書かせていただいています。

あらすじの続きです。

芝居を継続するためあえて装置につながれる牧。しかし実はこの女主人は牧の正体を見破っていたのでした。
装置ですっかり心神喪失になった牧は野村を殺そうと、「うひゃうひゃ」と高笑いを上げながら街中で銃を乱射。たださえ怖い岸田森の迫真の「異常者」ぶりが見るものを別世界へ強制連行です。

牧の行動を眺めていた女主人は、油断したのかSRIに逮捕されますが、隙を見て逃走し自ら「キ○ガイ製造機」にかかり、二度と回復しないレベルの心神喪失状態になります。

ようやく追いついたSRIの的矢(原保美)に向かい、青白い顔色でうつろな笑みを浮かべる女主人には背筋が凍りつきます・・・。

「言ってみれば完全犯罪製造機だな。日本ほど精神異常者が野放しにされている国は無いんだ。政府もしっかりしてくれないとな。」と、基本的人権などどこ吹く風の発言をするSRIの的矢にハラハラさせられつつ、最後は鉄格子の向こうで「七つの子」を口ずさむ女主人のアップで締めます。
妙に勇ましいエンディング・テーマをバックに、ずっと笑顔と苦しげな表情を交互に繰り返し、精神異常者を演じ続ける姫ゆり子は大したもんです。

実際はこの作品も放映直後から封印されていたわけでは無く、最初にVHSでソフト化された際には「放送コードはTV放映のみに適用される」という解釈からか、この第24話も堂々と収録されていました。

その後も1980年代から90年代にかけてのLDでのソフト化にも、普通に収録されつつも「これをソフト化したのは勇気ある決断」みたいなコメントが書かれたり、広告帯に「二度と販売できない」みたいな煽りが書かれ、すでに封印を前提に検討されていることが感じられます。

現在はこの24話が収録されているソフトは、VHSにしてもLDにしてもオークションでは異常なほど高額で出品されており、特に最後の収録となったにも関わらず、発売当日に店頭から回収されてごく少数しか出回っていないLDは、数十万円とか数百万円で出品されており、「んなもん誰が買うんだ!アホか!」と思わず舌打ちしてしまいます。

放送コードに抵触する以上は放映、ソフト化が困難なのはいたしかた無いでしょう。物語そのものは最近の異常者ギリギリとも言えるような、凄惨な無差別殺人にも通じるような問題提起とも解釈でき、改めて「人が人らしくあること」を今一度顧みることを問いかける作品では無いかと思います。

しかし少しやり過ぎではあるわな・・・
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テーマ : ドラマ感想
ジャンル : テレビ・ラジオ

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Author:kanchikuan
はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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