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邦楽の旋法について・・・日本人は何故か中近東の音楽やスパニッシュ音楽が好き(5)

前回、邦楽の旋法である「平調子」を西洋音楽の音階にあてはめたところ、変ロ長調(ト短調)でdから始まる音階の第三音=f、と第七音=cが無いもの。と言うことまで説明しました。
ここで西洋の音楽との比較を容易にするためにも、唐突ですが変ロ長調(ト短調)でdから始まる音階を無理やり教会旋法にあてはめます。するとこの音階はdから始まるフリジア旋法となります。
この考察の第一回冒頭でも述べさせていただいておりますが、各種の教会旋法あるいはジャズの「アヴェイラブル・ノート・スケール」に関する、一応の知識をお持ちである前提で書かせていただいてる旨をご了承ください。

フリジア旋法はとても使いにくい旋法だと思います。響きとしてはアラビア的ともスペイン的ともとれる非常に民族音楽調のものを持っており、実際、この旋法はジャズの世界では「ナルディス」とか「ラ・フィエスタ」と言った民族音楽調のスタンダード・ナンバーで使われています。「グレゴリオ聖歌」に関する書籍では「天と地の間に浮かびながら停止する旋法」 「甘美、神聖、恍惚、永遠の旋法」(水嶋良雄著「グレゴリオ聖歌」音楽の友社より) だそうです。ふーん・・・。
いずれにしても極めてヨーロッパ的では無い不安定な旋法と理解していただければいいと思います。
フリジアの不安定さ、使いにくさの理由はあくまで個人的な意見ですが、一般のマイナー系スケール(自然短音階とかエオリア旋法とかドリア旋法)と異なり旋法の第二音がフラットであることだと考えています(dから始まるフリジアならes)。ジャズの理論におけるアドリブの基本(バップの範疇ですが)である「アヴェイラブル・ノート・スケール」の考え方でもフリジアのこの第二音は「AvoidNote(特性音)」とされており、あまり長い音符で留まると調性感が不明確になったり旋律的で無くなったりすると教えています。逆に言えばフリジアをフリジアたらしめているのがこの「フラットした第二音」であるわけです。

邦楽の旋法である「平調子」を西洋音楽の視点で考えると「フリジア旋法」に近い旋法となることまで説明させていただきました。
次回でももう少しフリジア旋法について考えることを書かせていただきます。
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