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邦楽の旋法について・・・日本人は何故か中近東の音楽やスパニッシュ音楽が好き(6)

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前回は邦楽の旋法である「平調子」を西洋音楽の視点で考えると「フリジア旋法」になること。そしてフリジア旋法は実は非常に扱いの難しい独特な旋法であることを説明しました。
実際、前回にお話したジャズにおいてフリジアを使用したスタンダード・ナンバー(「ナルディス」とか「ラ・フィエスタ」)は、民族音楽調ではありますが完全な民族音楽には足を踏み入れてはいません。フリジアである以上は「フラットした第二音 →AvoidNote(特性音)」をはずすわけにはいかにのですが、かと言ってそのまま使用すると先述のとおり「天と地の間に浮かびながら停止する旋法」、言い換えれば不安定な調性感が前面に出てしまうためか、第三音(dから始まるフリジアならf)をシャープさせて使用しているケースが多く聴かれます。こうすればこの「シャープした第三音」を導音として使用しいつでも調性上の解決が可能であります。
それにしてもこの「シャープした第三音」から感じることはジャズも所詮ヨーロッパ音楽の延長線上であるなぁ。ということです。調性的な解決の可能性を残した上でフリジアを使い上辺だけの民族音楽を聴かせているだけにしか思えません。しかもこの場合の「シャープした第三音」を持つフリジアは早い話が「ハーモニック・マイナー・パーフェクト5thベロウ」と呼ばれるスケールです。「和声的短音階」。まさにヨーロッパ音楽そのものです。

ちなみに「ナルディス」とか「ラ・フィエスタ」などの民族音楽調の曲はヨーロッパ人は単に「エキゾチック」と感じるのでしょうか?私の個人的意見かもしれませんが我々はフリジアを聴くと「エキゾチック」よりも懐かしさと言いますか馴染みやすさを感じるように思います。やはりフリジアと「平調子」には純然たる関連性があるのでしょうか?

次回はこの考察も最後となります。フリジアと「平調子」の関連性は?そしてそこからイメージされた邦楽旋法の美意識とは?
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