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ピアノ独奏曲は孤高の音楽だと思う・・・

koln.jpg
中学生くらいから何故か突然ピアノを弾き始めました。多分、運動も勉強もダメだったんでせめて楽器が弾ければもてるかも。ぐらいの軽薄な発想だったと記憶しています。
で高校生になるとようやく軽音楽が「コード」というものを基にして演奏されることがわかりました。
それからは毎日「コード、コード」でいろんなコードを覚えて自己満足でしたが、あるときジャズは実はこのコードだけを頼りに即興で演奏していることを知り、それからは「スケール、スケール」の毎日でポップスの楽譜に書かれているコード進行に適当にアドリブを乗せてソロ・ピアノの真似事をしていました。

当然そんな流になるとはずせないのが「キース・ジャレット」であります。

誰それ?な方はまずは彼のファースト・ソロ・ピアノのアルバム「Facing You」をどうぞ。それで「いいなぁ」と思ったら迷わず「Koln(本当はウムラウト付きのo) Concert」を。ところどころで聞こえてくる本人のうめき声と言うか叫び声が気になるけど(笑、いかにも「音楽に集中してます」という姿勢は感じ取れるのでは無いかと思います。

1970年代初め。ジャズはそろそろその進化の終焉に来ていたのでは無いかと思います。終焉が使ってはいけない言葉なら「別の姿に進化」する過渡期であったと思います。マイルスもチック・コリアもハービー・ハンコックもみんなロックのエッセンスを取り入れ、それぞれ「マイルス・バンド」「リターン・トゥ・フォーエヴァー」などを率いており、いわゆる「電化ジャズ」の最盛期であった時代です。実はキース・ジャレットもマイルスの電化ジャズのグループにチック・コリアとともに参加していたのですが、その同時代に突如としてドイツのECMと契約してソロ・ピアノのアルバムをリリースしたのでした。

どういった心境でこの取り組みを始めたのかは知る由もありません。

それまでソロ・ピアノはジャズの世界でもあるにはありました。たいていは古今の名曲スタンダート・チューンをテクニック自慢のピアニスト(オスカー・ピーターソンとかテディ・ウィルソンとか)が、まるでラスベガスのナイト・ショーでも聴いているような煌びやかさで演奏するものでした。クラシックの世界でもかつては即興でピアノ独奏をすることが一般的であったのですが、やはり自作や当時の流行歌などからモティーフを取って変奏曲やフーガやソナタに展開させるものが普通でした。

そこにキースは完全な即興のソロで挑んできたのであります。

今まさに思いついた(実際は和声の進行ぐらいは事前に考えているかもしれませんが)であろうモティーフが、最初はもどかしいぐらいポツリポツリと、そしてやがて心の中を全部さらすようにあふれだす「The Koln Concert」の第一曲など、その孤独なまでの演奏への真摯な集中力は緊張感と清涼感にあふれ凄みを感じさせます。

ただ、私自身はこれら一連のキースのソロ・ピアノはその瞬間の彼の集中力の記録ではあっても、その後に何か残したか?と言われると何ともコメントし辛いものがあります。
それはキースが悪いのでは無く、彼の商業的な成功や彼の個性的な音楽に対する「ジャズもクラシックもロックやゴスペルすら超越した」みたいな評価の下に、どじょうのように集まったほかのピアニスト達(と言うか音楽プロデ-サー達)に責任があると思います。そりゃ各々自分なりのコンセプトで取り組んでいるんでしょうが「商業的に認知されたフォーマット」に群がっていることには変わりが無いわけで・・・。坂○龍○とか加○隆とか挙句の果てにリッ○・ウ○イクマンとか・・・。「クラシックや現代音楽を勉強して軽音楽分野で活動してれば誰でもそれなりにできること。」と言っては身もふたも無いか・・・。

そんな身もふたも無い話をしておいて何ですがピアノ独奏曲だけは自身の中でも「孤高の音楽」と思っています。久しぶりに創ったピアノ独奏曲です。今までの中で一番ジャズ寄りのピアノ独奏曲では無いかと思いますが、何を創っても「ジャズっぽい」と言われてしまうので今更感でしょうかね・・・。

「Riverside Walkway」

家の前を流れる川は小さいながら護岸が殆ど自然のままで、この時期はサギや海猫などの野鳥がエサを捕りに訪れます。散歩を楽しむ方々が朝も昼も夜も絶えることの無いこの川の堤防を歩きながら構想しました。
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テーマ : JAZZ
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はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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