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恐竜のPR大使(2)

開館10周年の目玉に全身の95%が発見された「カマラサウルス」の実物化石を、実に2億5千万円で購入した「福井県立恐竜博物館」ですが、世の中にはとてつもない金額の化石も存在します。

2005年に愛知県で開催された万国博覧会、通称「愛地球博」のサテライト会場で「恐竜博2005」が開催され、その際の目玉であったのは史上最大にして最高の保存状態を誇る「ティラノサウルス」の化石でした。

この化石はアメリカのシカゴにある「フィールド自然史博物館」が所有し展示しているもので、1990年にアメリカのサウス・ダコタ州シャイアン川流域の、先住民スー族の保留地で発見されました。発見したのは女性古生物学者「スーザン・ヘンドリクセン」という方ですが、実際はアメリカの古生物学者であるピーター・ラーソンという方が率いる、「ブラックヒルズ地質学研究所」と言う団体の発掘作業に、この女性が参加してたまたま発見しただけなんですが、一応第一発見者ということでこのティラノサウルスの化石には、彼女の名前を取って「スー(Sue)」という愛称がつきました。

ブラックヒルズ地質学研究所は名称だけ聞くと何かの研究所に思われ、実際に化石を発掘し調査をしクリーニングをし組み立ることもするのですが、どちらかと言うとその発掘実績を例えばレプリカや関連グッズにして博物館や一般に販売する、化石ディーラーのイメージの方が強い団体です。
福井県立恐竜博物館、上野の国立博物館、林原研究所に展示されているティラノサウルスは、愛称を「スタン」といいますが、これもブラックヒルズ地質学研究所が実物は所有しています。
stan.jpg


代表である先述のピーター・ラーソン氏は、このスーも含めて非常に状態の良いティラノサウル化石を多く発掘し、ティラノサウルスの研究者としては第一人者でもあるので、決して胡散臭い団体ではありません。

いずれにしてもブラックヒルズはこの発掘現場の土地の持ち主である、スー族アメリカ先住民モーリス・ウイリアムズ氏に5,000ドルの発掘料をきちんと支払い、正式に化石を発掘し所有したのでした。

そして長時間の手間を要するクリーニング作業を行い、発見の状況や化石の状態などを詳細に記録し、それまで未解明であったティラノサウルスに関する新たな発見も確認でき、「さぁ!あとは組み立てて発表するぞ!」と言うところで、とんでもない事態が!

つづく・・・
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テーマ : 自然科学
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