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恐竜のPR大使(3)

史上最大のティラノサウルスの化石を発見、発掘したブラックヒルズ地質学研究所は、2年もかけて化石をクリーニングし新たな発見も確認でき、「さぁ!あとは組み立てて発表するぞ!」というところで、とんでもない事態に巻き込まれていまいました。

1992年のことです。
突如としてFBI(連邦捜査局)が研究所に令状を持ってやって来て、ほぼクリーニングの完了したスーの化石を押収してしまったのです。
理由はかなり複雑なのですが、そもそも土地の所有者であるモーリス・ウイリアムズ氏はスー族アメリカ先住民です。で彼ら先住民は土地の所有権をアメリカ連邦政府に信託しており、もしこの場所で工事や発掘作業を行うなら、事前にアメリカ連邦政府に許可申請をする必要があったからでした。
実際のところはいざ化石が出てみると、その化石の商業的な価値を知ったこのウイリアムズ氏は、「先祖の土地から出たものは我々のものだ!」と考えたのが真相のようですが、いずれにしてもスーは恐竜研究史上初めての「所有権」をめぐる裁判沙汰に巻き込まれたのでした。

スーの所有権はそもそもの発見・発掘者であるブラックヒルズ地質学研究所のピーター・ラーソン所長。発掘された土地の所有者であるウイリアムズ氏。スー族先住民たち。土地所有権の信託を受けていたアメリカ連邦政府が主調し、裁判で争われました。
1993年4月に出された判決は「スーはウイリアムズ氏の土地の一部」とみなされ(まぁ基本ただの石ですから・・・)、所有権はウイリアムズ氏と内務省アメリカ先住民関係局の二名に属するというものでした。

つづく・・・
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はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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