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観終わると陰鬱な気分になる映画第四弾「世にも怪奇な物語」第三話「悪魔の首飾り」

かなり古い映画で子供のころTVの洋画枠で観て以来でしたが、最近にDVD化されています。
ポーの原作を映像化した3話オムニバスなんですが第1話は凄いつまらない。「バーバレラ」のロジェ・ヴァディムですからこんなもんでしょう。できの悪いパゾリーニかと思いました。女優を食ってばっかいるんじゃねえよ。オヤジが・・・。
第2話は物語としてはおもしろいけど及第点。普通の怪談です。人気絶頂(当時)のアラン・ドロンの悪役ぶりがかっこいい(あくまで当時)作品というだけ。冒頭の全寮制男子校の雰囲気はいいんだけどねぇ・・・。「トーマの心臓」みたいで。
第3話は子供心にも恐怖した作品でこのたび観返してみましたがやっぱりよくできたホラーだと思います。
主人公は人気が凋落している英国のシェークスピア俳優で、イタリアでキリストを題材にしたウェスタン(こ、これは観たい!笑)に主演するためにローマに降り立ちます。
いかにもアルコールにやられて精神的にやばそうなテレンス・スタンプの演技は演技を超えるものがあって(プッ)引き込まれます。終始ダルそうで真っ青な顔に汗をかいた姿は恐怖とは違う意味でハラハラさせます。
ところどころに自分の頭がおかしくなったのか?と思わせる色彩や照明がに挿入され、テレンス・スタンプ以外の登場人物が実存なのか主人公の幻想なのかも判然としないまま物語は進行します。
主人公はときどき宙を見つめて独り言を言うのですが、当初はそれが何を意味するのだかわかりません。単なるアル中の異常行動にも見えます。じょじょにその真実が明らかになるにつれ「悪魔か死神に取り付かれた主人公」が、現実逃避を兼ねて「あちらの世界」へ向けて暴走していく様。そしてそれが一瞬で終わるラスト。じわじわと引っ張る演出は「さすがフェリーニ」と思わせます。

フェリーニは「サテリコン」とか「カサノバ」などと同様に客観的でありながら官能的な映像は古さを感じさせず、DVD化のこの機会に是非ご覧いただくとよいかもしれません。ずっと自分も夢を見てただけじゃないかと錯覚さえ覚えますよ。
フェリーニと言えば昔々「キングコング」のリメイクを手がけるという噂がありましたが、結局、「タワーリング・インフェルノ」で大作監督の地位を獲得したジョン・ギラーミンおやじが監督しました。フェリーニのキングコング観たかったなぁ・・・。美女と巨大な猿のありえないアンバランスな純愛なんてピーター・ジャクソンが監督するよりもいいんじゃない?

「世にも怪奇な物語」kaiki.jpg
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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

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はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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