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2009年を振り返り、振り返り・・・

今年は昨年から始まった100年に一度と言われる大不況の中、自身の生活にも何かと暗い話題しか無かった1年という感想です。

趣味の音楽をレビューいたしますと2008年末にDTM用の音源をSonicCellに変更し、それまで使用していなかったDAW(SONAR)を導入してまるまる1年を経過していたこともあり、できるだけスケール感やリアル感のある作品を心がけた創作活動であったと思います。

今年の新年第一弾のE-Windでの公開作品である「幽夢に戯ぶ(ゆめにあそぶ)」は、そんな試みの端緒となった作品ということで個人的には思い入れが強い作品です。
 ☆曲の詳細はこちらをご覧いただくとして・・・。
打ち込みの鬼門として自身もずっと避けてきた「ヴァイオリンの独奏」表現。しかも緩やかな音楽構成に挑戦したということは、結果はともかく意義深くいい勉強になりました。E-Windでも多くのご意見とともにお誉めの言葉もいただけて励みになったものです。

2月には同志「三月ウサギ」さんのところで開催された「オーケストラアレンジ勉強会」に2度目の参加をし、自分としてはキャッチーで現代的な曲をオケ編成で創る勉強になりました。
具体的には正統的な管弦の打ち込み表現をしつつ、リズムはポップスのものを使いそれでいて俗っぽくならないようなアレンジに留意しました。

その後体調を崩したこともあり(単なる胃腸風邪w)、3月に公開させていただいた「RiversideWalkway」は洒脱な雰囲気を狙ったピアノ独奏です。
 ☆曲の詳細はこちらをご覧いただくとして・・・。
リハビリを兼ねてということもありましたが、機械的では無いスィング感を表現しよう!というのが本質の試みでした。ピアノ独奏と言えばアルペッジョやストロークをバックに旋律が鳴る。というイージーリスニング風のライトなアレンジが散見されますが、そういった作品郡の中にあっては比較的個性的なピアノ独奏では無かったかと自負しています。

4月に公開の「祭りが始まるよ」は某テーマパークに遊びに行き、そこで見て聴いたストリート・オルガンの姿と音からインスパイアされ、そこで感じたイメージであった「ハメルンの笛吹き」伝説を絡めた作品です。
 ☆曲の詳細はこちらをご覧いただくとして・・・。
技術的には木管アンサンブルの手法を使用しており特に難しいことはしていないのですが、一聴すると可愛らしく淡々と続く木管が実はじんわりと来る恐怖を表現しているのでは?と思っています。技術よりイメージ重視の曲ですね。

5月のE-Windテーマ指定「遺跡」はかなりイメージが固定化しやすく、表現に苦慮するテーマであったと思います。
かく言う私も結局は「エジプト」とか「ローマ」とかのステレオ・タイプのイメージしか無く、ここは割り切って「史劇」物映画のサントラを意識しました。
「ラーの翼神龍」
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こちらのブログと連動させる形でサントラ・オケについていろいろ論じそれに沿って創作をしましたが、意図が聴衆の方々に伝わったのか?技術的には低音部分をパッドにまかせることに対する抵抗感を払拭したい。と考えて取り組みました。しかし未だにサントラで聴かれる「ゴゴゴゴ」という、ジョジョみたいな低音に旋律を乗せるのは苦手です・・・。

テーマ指定からはずれて趣味の曲ということで「ビッグ・バンド・ジャズ」に挑んだのが「The One Night Match」です。
 ☆曲の詳細はこちらをご覧いただくとして・・・。
管弦楽ともブラバンとも違う独特のアレンジは一般には少しとっつきにくいかもしれませんが、大学生の時代にずっと大学のビッグ・バンドに所属していたこともあり一度は手がけたいと思っていた分野です。しかしもう一回創ると同じようなアレンジになりそうで怖いです・・・(笑。
実は伴奏に回っているピアノの打ち込みが一番大変な作業であったことが意外でした。

そして始まったのがE-Wind始まって以来の三部作テーマ指定。
「失恋」→「温もり」→「涙」というキーワードのみでストーリーやイメージを編み出す作業は、それなりに先を見越して創作するべきと意図を決定した上で取り組みました。もちろん三作が独立した作品と解釈して取り組むのもそれはそれですが、私は三作を連続して聴いても違和感の無い作品郡を目指しました。
丁度このころに個人的な事情でJ.Sバッハの「マタイ受難曲」を分析していた関係で、編成は古典的(と言いますかバロックの)協奏曲や宗教曲で聴かれるような弦楽と木管のみの編成を前提としています。
各ワードを繋ぐバック・ボーンとして萩尾望都さんの名作コミック「トーマの心臓」のストーリーをモティーフに、そのキーワードが合致する場面のBGMとして、しかし独立した作品として聴いても十分に鑑賞に耐えられる個性的な作品を目指したつもりです。

第一曲:組曲トーマの心臓より「これが僕の愛」
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冒頭から途中のフーガっぽい部分も含めて「マタイ受難曲」分析の結果で得た音使いを少しだけ活かしました。しかし実体はサントラ・オケをyoutubeでいっぱい聴いて参考にしていたりする・・・(笑。

第ニ曲:組曲トーマの心臓より「ぼくの翼をあげる」
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丁度このころにグレツキの「交響曲第3番」を愛聴していたため、旋法をベースにしたカノン(風の)曲を意識しました。正直地味な作品ですが、うちに秘めた意志みたいなものが表現したかったのでした。私個人は意志の薄弱なダメ人間ですが作曲家なんてえてしてそうですよね。どうせ(笑。

第三曲:組曲トーマの心臓より「たとえ死の谷を歩むとも」
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このころには「マタイ受難曲」も少し飽きが来て(え!)、宗教的では無いイタリアのバロック協奏曲やマドリガレなどの歌曲をいろいろ聴いていました。そのあたりの影響が色濃い曲調なんですが、終曲ということもあって天国に赴くようなイメージも欲しくてフォーレの「レクイエム」を何度も聴きました。先の2曲と違って構成がなかなか決まらず、独奏も当初はチェロでは無くオーボエやフルートを想定していました。結構手間と時間のかかった曲でしたが三部先を創りきった!という意義はあったと思った曲でもあります。

この三部作の合間に気分転換にフランク・ザッパを聴いていました。普通に考えて気分転換になるライトなアーティストでは無いのですが、聴いているうちにこんな曲に浮気してみたくなり創ったのが「The weasel on the peak milks the concern」です。
 ☆曲の詳細はこちらをご覧いただくとして・・・。
フランク・ザッパは現代音楽の大ファンなので複雑な旋法やリズムを駆使した曲が多いのですが、そんなに難しく考えなくても似たような曲はできるんじゃないか?と思ったのがきっかけでした。
こちらの作品も自分のブログで連動させながら紹介しましたが、一般の方々が読まれて参考になったのか・・・?単なる屁理屈になっていないか?心配しつつも曲そのものはそのへんてこりんさが結構うけていたような理解です。
タイトルの意味は直訳すれば「頂点のイタチが甘い汁を吸う」ですが、昨年のリーマン・ショックなどで庶民は大きな被害を受けているのに、強欲資本主義の張本人たち(頂点のイタチ野郎ども)はひらりと身をかわし、未だにヒルズでこっそり隠れてうまい物を食べ、頭の悪そうな高級外車を乗り回しているのを皮肉ったものです。

そして今年最後の公開作品が初めて創った歌物です。
「記憶のなかに」
 ☆曲の詳細はこちらをご覧いただくとして・・・。
ボカロは嫌いなのですが(!)、かと言って知り合いに歌い手さんはいないしネットで募集することも可能でしょうが、私の創る変な曲を快く歌ってくださる方もいなさそうなので、正直お恥ずかしい限りですががんばって自分で歌いました。もうそれ以上は言うことはありません・・・。
いずれ私の黒歴史の一つとなるような気が・・・。

因みに独りよがりに今年の自作曲ベスト3は以下のとおりです。

3位:「祭りが始まるよ」
コメントのとおり技術的に凝ったことは何も無いんですが、現時点の自分も含めてこんな雰囲気の曲ってそうそう創れないかな・・・?と考えています。この作品に取り組んだ際の自分だからできたように思います。

2位:「RiversideWalkway」
こちらもただのピアノ独奏ですが、私の音楽的ルーツであるジャズと、自身の演奏技術を向上させるために取り組んだクラシックの要素が、独特にミックスされていることがよくご理解いただける作品だと思います。

1位:「幽夢に戯ぶ(ゆめにあそぶ)」
私の弦楽表現のターニングポイトになった作品だと思います。この作品より前とこれ以降とでまったく弦楽の打ち込みが変化しています。もちろん自己満足の範疇ですけどね(w


毎月のように増加している音楽CDですが、今年もやはりクラシック分野のものを一番たくさん購入しました。昨年が交響曲聴き比べイヤーといった感じでショスタコーヴィチやブルックナーの交響曲を何枚も揃えて、指揮者の解釈をいろいろ考えたりしましたが、今年はぐっと内容を絞りバロックから古典に移行する時代のバッハの息子たちやその同時代の音楽を集めました。
もちろんジャズも名門レーベルが廉価版で発売されたりするので見逃せません。

音楽以外ですと今年は恐竜博の類にあまり行く時間が取れず、「上野国立博物館」「幕張メッセ」「福井県立恐竜博物館」で開催されたものの3箇所だけでした。一番印象深いのは「幕張メッセ」で世界初公開となったスピノサウルスの全身骨格ですが、これについて書き始めると相当長い記事になるのでやめます(笑。

仕事では昨年度から上場企業に対応が制度化された「財務報告に係る内部統制活動」のより一層の定着と、運用精度の向上にあけくれながら、更に追い討ちをかけるように始まる「国際会計基準(IFRS)」適用の事前調査・準備が大きなプレッシャーとなった年でした。まだまだ楽はさせてもらえません。人生なんてあっと言う間なのにね・・・。

来年も趣味の作曲(打ち込みやミックスも含めての)のスキル・アップを目指すとともに、同じようなジャンルや曲調の中での安穏とした創作活動に甘んじることなく、自身としての新たな領域に挑戦し続けていきたいと思います。
また一人の人間として社会のルールや通念に従い、家族にも他人にも恥ずかしく無い節度ある行動をしていきたいと思います。

それでは皆様よいお年を。
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テーマ : DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材
ジャンル : 音楽

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2009

こんばんは!

年始め、体調を崩されてからの巻き返し、充実されていた一年だったことと思います♪
僕もやはりベストオブevnc_chckさん2009は「幽夢に戯ぶ(ゆめにあそぶ)」です。

というかプロアマ含め今年最高の3作品に入る曲でした!
ちなみに僕の中で、宮崎アニメとともに最近興味が薄れ、完全にノーマークだった久石氏のニューアルバム内「damashie」って曲と同率一位です♪

どちらの作品も決してメロディアスではないのですが、メロディ回し・展開が強烈なインパクトで鳥肌が立ち、聴き終わるととんでもない重みを感じました。


自分自身の音楽面を振り返ると涙の嵐でしたね‥。
やっぱりなんと言ってもオーケストラのミックスという壁で。
どんなに繊細に細部を描き込んだとしても、最終作業でインパクトを出すためにメロディと低音の圧を上げるとそれらが消し飛んでしまう・・。細部に掛けた僕の数十日間を返して・・、そんな完成しか迎えられなかったのが夏頃。僕もシンプル過ぎると飽きてしまうタイプなんです・・。

でも好き勝手やるとリスナーの間口が狭まってしまうし・・。

で色々考えた結果、同帯域で曲を構成する要素をもっと纏めなくてはいけないという結論に落ち着きました。サラサラヘア→ドレッドヘアみたいな感覚で(笑)

そういう意味で今年後半はミックスを視野に入れた打ち込みを心掛けたりしてました。
ミックス面から打ち込み技術を磨いてみた・・、というかいい感じに時間短縮出来る半面、ミスが許されなくなったというか・・。


あとは歌ものにも挑戦してみたかったですね・・。
こういうのを描きたかったんです・・。
http://www.youtube.com/watch?v=zaTL8fe8Tk8&feature=PlayList&p=540620DBCD6FF206&playnext=1&playnext_from=PL&index=17

ジャズのバックボーンが無いのでこういうのを描こうと思うとこれになっちゃう(涙)


今年も色々お世話になりましたm(_ _)m
来年もよろしくお願いいたします!

よいお年を

Avanjourさん、いらっしゃい。

>プロアマ含め今年最高の3作品に入る曲
ちょっ!それ言い過ぎっすよ~w。もちろん出来上がりには満足は無いまでも、それなりに手をかけただけの自負はあるので、素直にうれしいです。来年もいろいろ節操無く創るつもりですが、ときどきはお聴きいただきご指導お願いします。

>繊細に細部を描き込んだとしても、最終作業でインパクトを出すためにメロディと低音の圧を上げるとそれらが消し飛んでしまう
これはよくわかります。三月さんのところでミックスに拘る話題が頻出する中、それより先にアレンジで音域のかぶりを極力除いてやる技術が先では?みたいな意見を述べたことがあるんですが、ミックスの前にどこまで作り込んでおくかは悩むし、重要な技術だと思います。
最後は取捨選択を迫られることになるんですが・・・。

中島美嘉のこのナンバーは友人から借りたアルバムで聴いたことがあります。中島美嘉の歌はともかくオケのアレンジはしびれますね。私もこういう曲手がけてみたいです。多分旋律線さえできればアレンジでこうするのはできると思います。問題はこれをノリノリで歌いきれるか・・・?だという気がします。

私が参考にしている崎谷健次郎の曲の中で、比較的ジャズっぽいのがアップされてたんで、よろしければどうぞ。
この人の音楽知識とアレンジ力は私の目標の一つです。

http://www.youtube.com/watch?v=sCDLchNd_aY&feature=PlayList&p=47211A1AB31C5592&playnext=1&playnext_from=PL&index=8

では来年もお願いします。

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プロフィール

kanchikuan

Author:kanchikuan
はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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