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見えた人(1)

世間には俗に言う「見える人」がいます。
私の知り合いも自分は見えないのですがお嬢さんがどうやら「見える人」らしく、親戚の葬儀に行けば亡くなった方が家まで着いて来てしまい、街中で怖い顔をした得体の知れない人(のような者)が、「こいつ」と目をつけた人にくっつこうと、うろちょろとしながら狙っているのを見かけたりする、そんな「不安の種」にでも出てきそうな話を当たり前のように聞かされると、これはこれで大変なことだと思ってしまいます。

そう言えば週刊少年ジャンプに連載していた「見える人」は、読み切りで掲載されたときはおもしろかったけどなぁ・・・。今、連載している同じ作者の「PSYЯEN -サイレン」も、出だしは貴志祐介の「クリムゾンの迷宮」みたいで期待したのに・・・。って関係無いですね。

かく言う私は特に見えるわけでは無く至って平凡な毎日ですが、まだ感受性の強かった高校生時代に一度だけ恐らく「見えた」ことがあります。

私は生まれてから結婚するまで、途中で大学生時代に京都に下宿していた4年間を除き、基本は両親といっしょに暮らしておりました。しかし結婚してしばらくして両親は住居を引越しましたので、このお話の舞台となるかつての私の実家は現在は取り壊されております。

当時、私が住んでいた家は二階建ての一戸建て住宅で、家の丁度真ん中に昇降用の階段があり、その階段をはさんで二階の南西側が私の部屋。反対の東南側が妹の部屋でした。
周りはまだまだ造成中の土地が多く、隣に家が建ったのは私が20歳を過ぎてからでした。

私の部屋は今お話したとおり南西側にあり、家が高台にあったこともあって、夕方ともなると夕陽をバックに遠くの街の影が南西側にある窓から、まるで広大な切り絵を見るように一望できました。
現実的に申し上げればつまりは西日強い部屋なわけです。そして部屋にはもう一つ東南側にも窓がありました。

中学校に上がったころから、部屋の一番西側の壁際にベッドを置くようになりましたが、なにしろ東南と南西に窓がありますので、明け方には日の出とともに窓からの陽光がベッドにスポットライトのようにあたり、夕方には南西側の窓がカマドの口のように真っ赤に輝く。はっきり言って日の出から日没までは部屋がいつもギラギラで、窓を開けていると朝の光にパン屋のおじさん並に早朝からたたき起こされ、ゆっくりと眠ることもできません。
ですから就寝時には東南も南西もどちらの窓も雨戸を閉め、階段に面した開き戸を閉じて消灯して、私の部屋は文字通り鼻をつままれてもわからない暗室となりました。

あれは私が高校二年生の冬のことでした。確か1月半ばくらいであったと思います。

つづく・・・
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はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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