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見えた人(2)

私が高校二年生の冬、確か1月半ばくらいのことであったと思います。

いつものように部屋の扉も窓の雨戸もすべて閉め切り、漆黒の闇の中で眠っておりました。
外は軽く風が吹いて、それでも木製の雨戸はガタガタと揺れています。

尿意を感じたのか、寝苦しかったのかよく覚えておりませんが、私はふと覚醒し東南側の窓をぼんやりと見つめました。家人は全員就寝して家の中は物音一つしません。寒空ではありますが月が出ているのでしょうか?四角い窓が青みがかった灰色にうっすらと光っています。
私は小学校の高学年からすでにメガネっ子でしたので、高校生のころには立派な「ど近眼」で、2~3mも離れるともう物がぼやけて輪郭がハッキリとしないのですが、それにしても目の前の窓は随分といびつな形状でありました。
何と言いますか実際の窓は幅600mmくらい。高さは1,000mmくらいあるはずなのですが、その青白く光る窓は幅が300mmくらい。高さも700mmくらいしかありません。しかも形もくっきりとした長方形では無く、楕円形に近い形です。いくら目が悪いとは言ってもここまで形が崩れて見えるものでしょうか?
「何かに月光が遮られているためなのか?」
そんなことを寝覚め直後の回らない脳で考えておりますと、はたとある事実に気づきました。

「そもそも窓には雨戸を閉めてあるじゃん!」

そうです。今夜もいつもと変わらず明け方の日光がいやで私は雨戸を閉め切り、個人の夜の営み(ブワハハ!)を守るために部屋の入り口も閉めております。ですから今は一切の光は無いはずでした。

つづく・・・
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はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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