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テーマ指定「ベース」を創ってみた

今回のテーマ指定曲は「ベース」。ベースが単独でソロを取る曲。ベースがメインでリードを取る曲。ベース・リフが印象的な曲。ベース二重奏とか三重奏とかそれを超える合奏とか・・・。え?そんなアンサンブルあるかって?いやいや、キング・クリムゾンにも所属していたトニー・レヴィンは、やや特殊な楽器ですがスティック・ベース2台とドラムスというトリオ編成で演奏しているので、まったく有り得ない話でも無いんじゃないでしょうか?

使用する楽器もウッドベース、フレットレス、エレキベース(フィンガー、ピック、スラップ)、シンセベース etc.

いろいろアイディアはあると思います。

私もベースはそもそもアンサンブルの低音部分を担当する要という意味で、毎度、アレンジの際にはそれなりに気を使っています。特に軽音楽の分野では単なるコードのルート担当としての役割だけでは無く、ドラムスとともにビートを明確にする重要な役割を担っています。
4ビート・ジャズやラテンなどはベースのラインだけでそれらしくなってしまうほどの存在感です。

今回、私は2つのコンセプトを盛り込んで曲を創作しました。
・ウッドベース、スラップ奏法でのエレキベース、フレットレスベースの3つを登場させ
・ソロとまではいかないけど派手目のよく動く目立ったラインをプレイさせる

ということで一曲で三つおいしいアーモンド・キャラメルのようなのを目指しました。タイトルは「Triple city」です。所謂「三都」ですね。え?「ベースが3通りの音色で出てくるからこういう安直なタイトルなだけだろう」って?ち、違います!こう文学的で深遠な精神性を持たせるためにですねぇ・・・しどろもどろ。

冒頭はアップテンポの4ビート・ジャズです。ジャズ・スタンダードの名曲中の名曲「Softly, As In A Morning Sunrise」に酷似したコード進行で(プッ!)、少し古いバップ調のトランペット・ソロがフェイドインし、ウッドベースのソロに入ります。入りますがすぐにリフのような繰り返しに入ってしまい、そのままフェイドアウト・・・。
あれ?と思う間もなく同じリフをスラップ・ベースが受付ます。
ざわざわと人々が騒いでいるノイズが入りますが、1950年代くらいの安酒場で鳴るジャズをイメージしたための「無理矢理」なSEです。曲自体も古いレコードから流れるようなノイズをかぶせたかったのですが、やり過ぎになりそうでやめました(笑。いつか別の曲で再挑戦してみたい効果です。

スラップが入ってからは16ビートのファンク風のサウンドに様変わりします。この部分はスラップがどうしても派手なために耳が行ってしまうと思いますが、実は聴き所はエレピのバッキングであります。
何と言いますかディブ・グルーシンのアレンジを名手リチャード・ティー(故人)が演奏しているような、そんなラテン・チックでファンキーな雰囲気にしてみました。正直、こっちのほうがスラップよりずっと打ち込みは大変でした。

ところで私くらいの世代はスラップ奏法のことを「チョッパー」と呼びます。親指でバチバチと弦を叩くわけですからこの語感は実にらしく感じるのですが、海外では通用しない和製英語だ。とよく言われます。
もう随分と前ですが、アメリカのバークリーの学生が日本に演奏ツアーに来たとき、友人の家にホームステイしたことがあります。貧乏学生の私の下宿は狭くてとてもでかい外人など泊められなかったので、ノコノコとビール持参でアメリカの学生がホームステイしている友人宅に上がり込みました。
宿泊したのはベース弾きの学生でしたので、さっそく我が軽音楽部代表のベーシストが自慢のスラップを披露したところ、そのアメリカ人が「Oh ! chopper!」と叫びました。日本のスラングをたまたま聞き知っていてこちらの合わせてきたのか?それなりにアメリカでも使用されている単語なのか?当時は逆に「スラップ」なんて単語は知りませんでしたので特に疑問にも思わなかったのですが、今となっては気になって仕方無い思い出の一つです。

余談です(笑。

スラップがリフを繰り返すうちに、今度はフレットレスベースがそのリフを引き継ぎます。ここからはシンプルなホーンのテーマを無視した、自己顕示欲の強いフレットレスのエロいラインが続きます。実はDTMを始めて間もないころにフレットレスが動き回る曲を創ったことがあります。

「Heavy Happy」

この時はWeather Reportの多分一番有名なアルバム「Heavy Weather」に収録されている、ジャコ・パストリアスの「オ~レ~はジャイアン!」曲「Teen Town」という曲を真似したかっただけなんですが、元ネタをご存知の方などそうそうおられるわけも無く「風変わりな曲」という印象であったように思います。今回、テーマ指定に「ベース」なんて登場したんであの日の試みをもう一度。とばかりに再度そのまんまここに移植してしまいました。って言いますかここに収斂するような構成を目指したというのが本音だったりします。

この曲がほぼ打ち込みが終わり、トラックダウン、ミキシングを開始していた頃に、大学時代に軽音楽部で世話になったベース弾きの先輩と飲む機会がありました。
私と違って社会人になった今も東京、大阪、名古屋の各地ライブハウスで演奏活動をしており、対バンにはかなりのプロも出演するほどの方なんですが、その方があるプロのドラマーにこう言われたそうです。
「(軽音楽の)ベースは打楽器の延長だ。まずドラムスと一緒にどうやってグルーブを出すかを中心にして、音程はその次だ」
クラシカルなアレンジを意識するなら絶対的な論理とは言えませんが、音面を綺麗に並べることに腐心してしまうだけの私には、耳が痛いとともに含蓄のある意見でありました。
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テーマ : DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材
ジャンル : 音楽

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はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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