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新作「Snowball earth」創作に至った経緯と楽曲解説(1)

先日、E-Windに新曲「Snowball earth」という、お洒落さの微塵も無いフュージョンを公開させていただきました。
最近、クラシカルな作品ばかりでしたので久々のジャズ・フュージョン系の曲で、えらくハードになってしまいましたが、実は当初はもう少しライトなスムース・ジャズ風の曲を想定していたのですが・・・

話は変わりますが、私の勤務先から帰る途中に中古CDの専門店があり、月に2~3回はそこで普通の人は見向きもしないようないたって変なCDを買いあさっています。
で先月の中ごろのこと。いつものとおりジャズ・フュージョンコーナーでごそごそとCDをあさっておりますと、「John McLaughlin Mahavishnu~」というタイトルが目に入りました。思わず手に取ってジャケットを見ますと「The Inner Mounting Flame」と書かれて、これ以上は無いくらい安っぽいイラストが印刷されています。それも印刷とは名ばかりのカラーコピーか何かのようないい加減さ。イラスト自体は幼稚園児が書いた曼荼羅のような図柄があり、中央に黙想するかのごとく若き頃のジョン・マクラフリンの顔写真が貼り付けられています。
アルバムの内容はジョン・マクラフリンが1971年に結成した「マハヴィシュヌ・オーケストラ」の、1973年のライブ録音らしいです。タイトルの「The Inner Mounting Flame」は彼らの1stアルバムのタイトルのまんまでそこがすでに怪しいのですが、そもそも第一期マハヴィシュヌのメンバーによるライブ・アルバムは、1枚しか正式なリリースはありませんのでこれは恐らくブート盤でしょう。
レーベルは「Shout to the Top(STTP)」と書かれていますが、聞いたことありません。録音されている各チューンがジャケットの裏に印刷されていますが、その一番下には「All broadcast in 1973」と書かれており、明らかにラジオでオン・エアされた彼らのライブ音源を勝手にプレスして販売しているんだと思われます。
同じレーベルでボストンで行われたマハヴィシュヌのライブ盤もありましたが、これも間違いなくブートだと思います。
何にしても新宿西口あたりのブート盤の専門ショップにでも行かないと、なかなか入手の機会も無いので迷わず購入。帰宅してからさっそく聴いてみました。
曲は第一期マハヴィシュヌの主要楽曲ばかりでどれも聴いたことがあるものばかりです。このところ聴く機会もなかったのでCDラックから「The Inner Mounting Flame」「Birds of Fire」を引っ張り出して来て、聴き比べなどもしてみました。

プロなので当然なのでしょうがスタジオと変わらない緊張感のある演奏。それ以上に驚いたのが一聴するとカオスで偶然構築されたのだろう、とこちらで勝手に考えていたアンサンブルが実は緻密に練られて、何度もリハーサルをした上で創られたものであることがよくわかりました。
マクラフリンは英国のギタリストですが、渡米して1969年と70年にジャズ・トランペッターである、マイルス・ディヴィスの「In a silentway」と「Bitches Brew」の2枚のアルバムに参加し一気に注目を浴びました。そして満を持してこの「マハヴィシュヌ・オーケストラ」を結成しました。「In a silentway」と「Bitches Brew」に関しては実際のところ事前のリハーサルなどはあまり綿密に行われず、マクラフリンがギターで弾き始めたロック・テイストの強いリフに全員が乗っかり、極めて即興性の高い演奏を記録して編集したものだと言われています。
そんなトピックスを聞いていたため、そこから派生的に考えてマハヴィシュヌ・オーケストラもパフォーマンスそのものは「集団即興」の延長戦上に置き、コンセプトとしてマクラフリンがはまっていたインド音楽のリズムや旋法を絡めたんだと理解していました。
それがこのブートでのライブ音源を聴いたことで、アンサンブルの枠は事前にかなりきっちりと決め、その範疇でインプロやインタープレイをしていと言う「当たり前じゃん!」と突っ込まれそうな事項がわかりました。と言う事が申し上げたかったわけです(長い・・・。

初めてマハヴィシュヌの「The Inner Mounting Flame」「Birds of Fire」を聴いたときは、歪んだギター、エレピ、シンセ、ヴァイオリンと手数が多く重たいドラムスから、ジャズよりもロックの、特にキングクリムゾンなどのプログレッシブ・ロックに近いテイストを感じて、もっと垢抜けたパフォーマンスを期待していた私は少々拍子抜けしたことは事実でした。
特に同時代にやはりマイルスの元で共演し、それぞれグループを持ったチック・コリア(リターン・トゥ・フォーエヴァー)や、ウェィンショーター、ジョー・ザヴィヌル(ウェザー・リポート)が、テクニカルで複雑なアンサンブルを提示しつつも、旋律そのものはクールでわかりやすい物であったために、マハヴィシュヌのインド音楽を取り入れた(らしい)音使いでロックをする。と言うコンセプトは私には相対的にわかりにくかったのでした。

ポール・マッカートニーがジョージ・ハリソンのインド音楽風ポップスを、「耳障り」と批判したのと似ているか・・・?
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