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ビッグバンド=スィングと思うと退屈かも・・・(2)

前回からビッグバンド(以下フルバン)をご存知無い方のために少し説明をさせていただいています。

フルバン。特に大学や社会人のアマチュア・フルバンに所属された方だと一番馴染みがあるのが「カウント・ベイシー」が率いていたバンドでしょう。本人はすでに故人ですがバンド自体はその後も継続しています。一時はバンドに所属していたトランペッターのサド・ジョーンズがバンマスをしていたそうです。

ベイシーのバンドの特徴はなんと言ってもその上品なアレンジでしょう。同じ上品さでも白人であるグレン・ミラーやベニー・グッドマンのバンドは少し線が細いように感じますが、ベイシーにはいかにもクロっぽいノリの上で上品にアンサンブルが動いているように感じます。構成がわかりやすいのもあって大学のフルバンでは定番です。
ただし余談ですが管楽器のアンサンブルが緻密な分、ピアノがジャカジャカ弾くのは邪魔なだけで、ベイシー自身はピアニストであったにもかかわらず、曲の中では殆どピアノを弾いていません。ところどころの要所要所で「カラン」「ポロン」と弾くだけで、私も自分が所属していたバンドがベイシーを演るときは正直ヒマでヒマで・・・。

ベイシーが自分のバンド内でピアノを弾かなかった理由は、アンサンブルが緻密なので和声を邪魔しないようにしたこととともに、盟友であるギターのフレディー・グリーンのカッティングがリズムと和声の両面から十分に機能していること、また、ベイシーの性格なのかもしれませんが自分のスタイルがストライド奏法で、古臭いものだと卑下していたらしいこと。です。
実際に彼がTVの音楽番組に出演したビデオが残されています。1950年代後半の録画だと思うのですがビ・バップの異端児「セロニアス・モンク」と一緒に出演していました。その中でベイシーがピアノを弾くのですがそのノリノリのストライド・ピアノはかなり超絶でした。ただオスカー・ピーターソンとかテディー・ウィルソンとかの名手がそれで食ってるし、バド・パウエルとかの強烈なテクニシャンが華々しく活躍していた時代なので、控えめな気持ちになるのもわからないでも無いですが。

さきほどからベイシーのバンドの話に終始していますが、何にしても大学のフルバンでは定番であり、かつ非常に奥深いアンレンジとアンサンブルの妙があるベイシーですが、ベイシーに限らずグレン・ミラーにしてもデューク・エリントンにしても、あまりにもアンサンブルを緻密にしている分、ジャズの即興性から表現される緊張感やスリリングさは希薄に感じます。また大学や社会人のアマチュアのフルバンに所属する方々は、「ジャズが好き」と言うより「中学、高校とブラバンをやってきたが軽音楽がやりたい」方々が多いように感じます。大ヒットした映画「スィング・ガール」を思い浮かべていただけるといいのですが、ブラバンとフルバンの違いはリズムの違いくらいに感じておられるのでは無いでしょうか?

そういったこともあって、スィング・ジャズよりもバップ以降の、アドリブを最重視するジャズこそがジャズだと思っているような人間(あ!俺だ・・・)には、少々退屈な音楽であることも事実だと思います。あくまで個人的意見ね。「個・人・的・意・見」。

しかしジャズがスィングからビ・バップ、ハード・バップ、新主流派(モードと呼んでもいいかも)、その他にもファンキー、ジャズロック、クールなどいろいろ派生して行く中で、もちろん時代の変化とともにフルバンの編成も含めてその表現は大きく変化しています。

次回は多用な表現を聴かせてくれるフルバンについて更に説明したいと思います。
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はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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