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種を維持するということ・・・(2)

少し前のニュースですがこんなSFの世界のような事実があるんですねぇ・・・。

オスの存在しないアリを発見

Anne Minard
for National Geographic News
April 20, 2009

 一部の生物ではオスの個体数が減少しており、問題視されている。しかし問題を解決しようにも、このハキリアリの仲間(学名:Mycocepurus smithii)についてはもはや手遅れのようだ。

 新たに発表された研究によると、このアリは全個体がメスであり、いかなる交尾も行われることなく繁栄を続けているという。進化の過程で、繁殖の手段は女王アリによるクローン生成だけになったようである。

「繁殖の方法を新しい形態に進化させたようだが、遺伝のメカニズムはまだ解明されていない」と、研究チームのリーダーを務めたアリゾナ大学の研究員アンナ・ハイムラー氏は説明する。 以下略

このハキリアリの一種は一般的な男女、雌雄による生殖活動無しで種を維持しているわけです。

大抵の生物は種を存続させようとする本能があります。そのためにライオンのオスは立派で目立つたてがみがあり、鹿のオスは長く張り出した角があり、生き物によってはメスに自身の力を誇示するためオス同士で戦ったり、命をかけて獲得したエサをプレゼントしたり、あの手この手でメスの気を引き交尾に持ち込んで本能を充足させます。
そのあたり意識しているわけでもありませんが、人間も年頃になれば「あ~カノジョ欲しい!」と日々もんもんとしたりします。もっとも人間はかならずしも出産を伴わなくてもいっぱい生殖活動を行う人もいるので、やや特殊ではありますが・・・。

それに対してこのハキリアリの一種は、オスが必死にメスに気に入られようとする行動が一切不要になります。考えてみれば実に合理的でして、自己が生きるために必要なタンパク質やカルシウムなどの栄養やエネルギーをわざわざ削って、日常ではあまり役に立ちそうに無い「たてがみ」や「角」を作る無駄が無くなります。年頃のメスをめぐって骨肉の争いをオス同士が繰り広げたり、プレゼントを用意したりするエネルギーも不要です。

人間にあてはめてみればもっとわかりやすいかもしれません。

大して無い稼ぎを削ってブランド品で着飾ったり、普段は自転車で駅まで通っているのに休日だけ乗るための高いクルマを買ったり、毎晩コンビニ弁当や閉店間際のスーパーで買った半額の弁当を食べているのに、デートのときは「今夜こそ!」と気合を入れて高級フランス料理を女性に奢ったりする、「エネルギーやコスト」がゼロになるのです。

メス(女性)にしても黙って座っていればオス(男性)がホイホイ寄ってくるわけではありません。いくら男性の女性に対する趣味は多様性があるとは言っても、そうそううまい具合に趣味の合う相手は見つかりません。ある程度は最小公倍数的な女性的魅力を磨く必要がありますので、化粧品や服飾品にコストをかけ、体型を調整するためにエステティック・サロンに通ったり、いろいろ詰めたり吸引したり引っ張り上げたりする方も・・・おっと危ない危ない・・・。

うーむ、これはめんどうくさくなくていいかもしれない・・・。

しかし良く考えてみると煩わしさが無くて合理的に見える無性生殖、実は大きな問題があります。

例によって話が長くなりそうなので引き続きこの件について書かせていただきます。
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