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種を維持するということ・・・(1)

少し前のニュースですがこんなSFの世界のような事実があるんですねぇ・・・。

オスの存在しないアリを発見

Anne Minard
for National Geographic News
April 20, 2009


 一部の生物ではオスの個体数が減少しており、問題視されている。しかし問題を解決しようにも、このハキリアリの仲間(学名:Mycocepurus smithii)についてはもはや手遅れのようだ。

 新たに発表された研究によると、このアリは全個体がメスであり、いかなる交尾も行われることなく繁栄を続けているという。進化の過程で、繁殖の手段は女王アリによるクローン生成だけになったようである。

「繁殖の方法を新しい形態に進化させたようだが、遺伝のメカニズムはまだ解明されていない」と、研究チームのリーダーを務めたアリゾナ大学の研究員アンナ・ハイムラー氏は説明する。「アリのメスが通常備える生殖器官が既に退化している。オスが発見されたことはないが、どこかに現れたところで交尾をできるとは思えない」と、同氏は説明を続けた。アカカミアリなどは無性生殖が可能だが、そのようなアリでも万が一に備えて生殖器官が正常に機能するようになっている。

 この発見は、「Proceedings of the Royal Society」誌のオンライン版に4月15日付で掲載された。

簡単に言ってしまえばハキリアリの一種が完全に女性社会になってしまっており、女王蟻は交尾などの生殖行為なしで排卵し(とは書かれていないのでよくわかりませんが)、子孫を残すということです。
元々、蟻は無性生殖が可能であることはこの場で書かせていただいたことがあります。

「(暇な)大人のための童謡講座 「おつかいありさん」は何をそんなに急いでいたか?(2)」

女王蟻はオスと交尾をすると、そのオスの精子をすべて自分の体に溜め込んでしまいます。具体的には精子嚢と呼ばれる器官に溜めます。そしてここから少しずつ精子を出して自分で受精させたり、させなかったりしながら有精卵と無精卵を産み分けることができるのです。
しかも産まれてくる幼虫の殆どは生物学的にはメスですので、オスは女王に精子を提供できる程度の数しか生まれません。
ところがこのハキリアリの一種は完全に無精卵だけで繁殖を継続しているというから驚きなわけです。無性生殖と言うと一般のイメージは、単細胞生物などが体を二つに割って自分とまったく同じ子孫を残す「分裂」や、植物によく見られますがおできのように自分の体に子孫の元が発生する「発芽」かもしれません。
いずれにしてもこれらはまさに自然界のクローン技術です。

例によって話が長くなりそうなので次回に続きを書かせていただきます。
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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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