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(暇な)大人のための童謡講座 「おつかいありさん」は何をそんなに急いでいたか?(5)

童謡の「おつかいありさん」に登場するありさんは急ぎすぎて「こっつんこ」してしまいます。一体何をそんなに急いでいたのでしょうか?
この急いでいた蟻さんが「はたらき蟻」であったと前提を置いた上で、前回に引き続き「はたらき蟻」の分担業務から順次「おつかいありさん」が急いでいた理由を検証していきます。

はたらき蟻の分担する仕事は
・女王の世話(後宮の女官)
・卵と幼虫の世話(育児)
・餌の運搬(調達、保管)
・巣の拡張(土木作業)
・餌の食べかすを巣から運ぶ(廃棄作業)
・その他情報収集と伝達(諜報・防衛)
がメイン業務ですがこのうち巣の外で行う仕事は「餌の調達」「餌の食べかすの廃棄」「その他情報収集と伝達」です。

前回および前々回では「餌の調達」「餌の食べかすの廃棄」で急いでいたと仮定して検証しましたが、どうもそうでは無いという結論となりました。

それではこの蟻さんは国家(巣)の存亡に関わるような超重要情報をキャッチし、仲間に伝える「その他情報収集と伝達」を遂行していたのでしょうか?

蟻が社会的でしかも巣を単位に餌を調達するためのテリトリーを持つ昆虫であることは先ほどから述べさせていただいているのですが、それ故に巣に危険が及ぶような事態を把握すると、迅速にその情報は仲間たちに伝える能力を持っています。先ほど「餌の調達」の際にも書かせていただいていますが、蟻は会話をすることができます。とは言っても人間のように音声で情報伝達をするのではありません。また地下生活をしている関係で視力も発達しておらずむしろ強度の近視だと考えられています。

では何で会話をするのかといいますとここでもやはり「臭い」を使います。

生き物は多かれ少なかれ何らかの「香り」を使うコミュニケーション手段があります。人間もそれほど重要なファクターではありませんが、例えばタバコの香りはお父さんを思い出す。とか、味噌汁の香りで故郷の母をまぶたに浮かべる。とか、電車で隣に立つ女子高生の香りで激しく欲・・・ゲフンゲフン。し、失礼しました。私はそんなんじゃありませんから。別に若い娘だったらいいとかじゃないんだからね!

私の性癖はともかく蟻は体からいろいろな種類の臭いを持つ「フェロモン」を出します。そしてそのフェロモンの臭いを他の蟻が触覚で感知することで、情報の伝達をしているのです。「自分が仲間であること」「餌があること」「敵などの危険が近づいていること」などを伝達することできると考えられています。こう考えると「重要情報」を持って巣に急ぐ蟻の切迫した様子は実に説得力のある「あんまりいそいで」の根拠となりそうです。

ところがこれも実体としてはそうでもありません。

蟻は嗅覚を使って外部環境を認識する以上は、当然にその嗅覚は発達しており、「危険」を報せる臭いは10メートル離れていても感じ取ることができます。つまり急いで巣に戻って情報伝達する必要は無いため、これも無い!という結論になってしまいます。

あぁ・・・一体この蟻さんは何をそれほど急いでいたのでしょう?結局、関根栄一氏が想定していた「ありさんのおつかい」はわからずじまいなのか!

やや八方塞りですが、何とか「おつかいありさん」が急いでいた理由を解明していきたいと思います。
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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

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