スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(暇な)大人のための童謡講座 「おつかいありさん」は何をそんなに急いでいたか?(4)

童謡の「おつかいありさん」に登場するありさんは急ぎすぎて「こっつんこ」してしまいます。一体何をそんなに急いでいたのでしょうか?
この急いでいた蟻さんが「はたらき蟻」であったと前提を置いた上で、今回も「はたらき蟻」の分担業務から順次「おつかいありさん」が急いでいた理由を検証していきます。

はたらき蟻の分担する仕事は
・女王の世話(後宮の女官)
・卵と幼虫の世話(育児)
・餌の運搬(調達、保管)
・巣の拡張(土木作業)
・餌の食べかすを巣から運ぶ(廃棄作業)
・その他情報収集と伝達(諜報・防衛)
がメイン業務ですがこのうち巣の外で行う仕事は「餌の調達」「餌の食べかすの廃棄」「その他情報収集と伝達」です。

前回は「餌の調達」で急いでいたと仮定して検証しましたが、どうもそうでは無いという結論となりました。

では次に考えられるものとしてこの蟻さん、「餌の食べかすの廃棄」を急いで業務遂行中だったのでしょうか?

蟻は非常に綺麗好きな昆虫で巣の中にある餌が古くなって腐り始めると、すぐに巣穴から外へ出して決まった廃棄場へ運び、更にはご丁寧に土や砂を被せてしまいます。最終処分場の廃棄物を埋め立てているようで、うまく活用すればもう一つくらい夢の島ができるんじゃないかと思うほどです。この行動は実際は蟻の重要な外部環境認識の機能が、「嗅覚」によるものであるからだと考えられています。つまりその外部環境認識を行うには常に周りの「臭い」を正常に保つ必要があるため、少しでも腐敗臭を発し始めたものは埋め立ててしまうのでは無いか?というわけです。
この状況の中で急ぐ理由は・・・。あまり考えられるものはございませんが、蟻はきわめて高度な社会性を持って生活しています。そのため常にテリトリーとその中での仲間の存在を意識しています。ただしそれは感情的なものでは無く、あくまで自分の「巣」を守るための本能的なものであります。そのため同じ仲間の死骸があるとそれもゴミと同様に廃棄場に捨てる行動が見られます。まるで埋葬しているように見えますが現実は大切な「臭い」情報をかく乱する1つの要因として、腐敗した仲間の死骸を廃棄しているに過ぎません。
そこでこの蟻さんの属する巣で何か大きなクライシスが発生、例えば大雨で巣に水が流れ込んだのでは?と推測します。
そこで仲間が一瞬で大量死したと考えると一斉に死骸は腐敗臭を放ち始めますので、こりゃ大慌てで死骸を廃棄しなくてはいけません。

しかし実際は蟻の巣は高度な「水害対策」が図られています。
まず巣穴の壁を塗り固めて水が通らないようにしています。また雨が降るとすぐに巣の入り口を土で塞いで巣の中の空気の圧力で水が入って来ないようにします。もちろん万全では無いのですが水に浸かってもせいぜい崩れた壁の土を外に運び出す手間ぐらいで済むようです。これも無い!という結論です。

次回も引き続き「はたらき蟻」の担当業務から、「おつかいありさん」が急いでいた理由を検証していきます。
スポンサーサイト

テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

FC2カウンター

プロフィール

kanchikuan

Author:kanchikuan
はじめまして。 中学生くらいに突如、音楽に興味を持ち「ブラバン」や「ロック・バンド」やよくあるコースで音楽を愛し、今はもっぱらDTMを趣味としてネットで自作曲を公開したりしています。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
リンク
QRコード
QRコード
カテゴリ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。